無料でダウンロード
Article

ショート動画のテロップを早く入れる方法 — 1 枚の字数・隠れる範囲・Premiere Pro での手順

机の大きなモニターで、話す人の動画とタイムラインを見ながら編集している人

ショート動画のテロップを早く入れるには、先に 1 枚の字数を決め、文字起こしを使って話した言葉をまとめて文字にし、1 枚ずつに分けて置く順で進めます。Premiere Pro では標準の「文字起こしからキャプションを作成」で長さや行数を決めて置けます。縦の画面では、上のアカウント名、下の説明文、右のボタンの列にテロップが隠れやすいので、文字は画面の中ほどに置きます。分ける・置く作業まで任せたいときは、拡張機能を使う方法もあります。

ショート動画のテロップに時間がかかる理由

縦のショート動画(Instagram のリール・YouTube ショート・TikTok)のテロップは、横の長い動画と同じやり方で入れると、思ったより時間がかかります。理由は主に 3 つです。

  • 枚数が多い — 話している間はずっとテロップを出すことが多く、短い動画でも枚数が増えます
  • 1 枚が短い — 縦の画面は横幅が狭いので、1 枚に入る字数が少なくなります。そのぶん区切る回数が増えます
  • 隠れる範囲がある — SNS の画面では、テロップの上にアカウント名や説明文、ボタンが重なります。置く場所を毎回気にすることになります

早くするには、この 3 つを「毎回考える」から「最初に決めておく」に変えるのが近道です。

1. 先に、1 枚の字数を決めておく

1 枚の字数が決まっていないと、区切るたびに「ここで切るか、次まで入れるか」を考えることになります。先に上限を決めておけば、区切りの判断は機械的に進みます。

  • 縦の画面で 1 行に収まる字数は、フォントの大きさと左右の余白で決まります。一度テンプレートを作り、1 行に何字入るかを実際の画面で確かめておきます
  • 2 行にするかどうかも先に決めます。2 行にすると枚数は減りますが、1 枚を読む時間が長くなります
  • 迷ったら短めにします。ショート動画は話すテンポが速いことが多く、長い 1 枚は読み終わる前に次へ変わってしまいます

Premiere Pro の標準の「文字起こしからキャプションを作成」では、ダイアログでキャプション間の長さ(文字数)・デュレーション・ギャップ・行(1 行か 2 行か)を決めてから作れます。エディテロップでは、1 枚の字数を 8〜80 字の間で決められます(はじめは 16 字)。

2. SNS の画面で隠れる範囲を避ける

縦の動画を SNS で見ると、画面の上・下・右に、動画とは別の表示が重なります。

上

  1. アカウント名・タブ・検索などの表示

右

  1. いいね・コメント・共有などのボタンの列

下

  1. 説明文・音源の名前・広告のボタンなど(説明文が長いほど広がる)
縦のショート動画で、テロップが隠れやすい場所。広さは SNS・説明文の長さ・端末で変わります。

隠れる広さは一定ではありません。TikTok の広告ヘルプには、安全な範囲は説明文の長さなどで決まり、説明文が長いほど狭くなること、すべての端末を覆うとは限らないことが書かれています。決まった数字を覚えるより、テロップは画面の中ほどに置き、下の方は空けておくと決めておくほうが確実です。

最終的な見え方は、実際の画面に重ねて確かめます。各 SNS の広告ツールには確認用の表示があり、Edilay のエディクラウドの共有ページでも、Instagram のリール・TikTok・YouTube ショートで隠れる範囲を動画に重ねて確認できます。

3. 文字起こしから、まとめて置く

テロップを 1 枚ずつ打ち込むと、聞き直す時間と打つ時間が枚数ぶんかかります。先に話した言葉をまとめて文字にし、それを 1 枚ずつに分けて置くと、作業は「直す」が中心になります。

標準のキャプション

  1. 音声のテキスト化で文字起こし
  2. 文字起こしからキャプションを作成(長さ・行を縦向けに)
  3. スタイルを保存して、次の動画でも使う

エディテロップ

  1. 音声を文字にする
  2. 意味のまとまりで、決めた字数の 1 枚ずつに分ける
  3. 縦の画面に合わせた大きさで、画面の中央に置く

ここまでボタンひとつ

文字起こしからテロップを置くまでの 2 つの道。標準のキャプションは Adobe ヘルプの説明、エディテロップは縦(1080×1920)のシーケンスでの動きです。

標準のキャプションの手順は、Premiere Pro でテロップを自動で作る方法にまとめています。見た目は、プロパティパネルで決めたものを「トラックスタイル」から「スタイルの作成」で保存しておくと、次の動画でも同じ見た目ですぐ始められます。

ショート動画はカットが多いので、テロップの切り替わりがカットとずれると目立ちます。カットに合わせる方法は、Premiere Pro で編集点に合わせてテロップを置く方法にあります。

3 つの工夫を比べると

工夫減る手間先にやること
1 枚の字数を決める区切るたびに迷う時間テンプレートで 1 行に入る字数を確かめる
隠れる範囲を避ける置き場所の調整と、投稿後の直しテロップを置く高さを決めておく
文字起こしから置く聞き直しと打ち込みキャプションのスタイル、または拡張機能の字数を決める

よくある質問

1 枚は何字くらいがよいですか?

決まった字数はありません。縦の画面で 1 行に入る字数は、フォントの大きさと余白で変わるためです。使うテンプレートで 1 行に何字入るかを確かめ、その字数を上限にするのが確実です。エディテロップでは 8〜80 字の間で決められ、はじめは 16 字になっています。

横の動画のテロップを、そのまま縦に使えますか?

文字の大きさと 1 枚の字数を見直す必要があります。縦の画面は横幅が狭いので、横の動画と同じ字数では 1 行に収まらないことがあります。字数を小さくして分け直すと、そのまま使いやすくなります。

自動で入れたテロップの間違いは、どう直しますか?

標準のキャプションは、キャプショントラックの上で直します。エディテロップが置いたテロップは文字のグラフィックなので、Premiere Pro の上で直せます。聞き間違いかもしれない字には、パネルで下線が付きます。

出典